要するに「箱」 どう足掻いても「箱」 ただいまお片付け中

 季節の街の外側に作られた人間族(或いは他の種族)の生活領域。その多くは精霊暦620〜40年頃、人間3民族が険悪になり、大きな争いを恐れた人々が街を離れたことに端を発する。生活は自給自足によるものが殆どだが、中には地理を活かした観光地として緩やかながら発展している郷もある。


クロマ・フロラ

 ホーニスより南、天然の巨大花畑の中に作られた郷。精霊暦640年頃、人間族の中でも中立派の人々が集まっていた筈のホーニスから出た人々が築いた郷であり、「臆病者の郷」とも呼ばれる。
 見渡す限り花々が咲き乱れる美しい土地であり、現在は景色を見に訪れる観光客も多い。また、周囲に自生する多くの花を魔術的に加工して、モンスター除けや良い夢見のまじないとして機能させる「クロマ・フロラの花籠」も有名。

ヴェンティエ

 イルマイトの西、湿地のそばにそびえる山の斜面に築かれた郷。精霊歴630年頃、牙の民に排他された鉄の民と根の民が中心になって起こした。湿地から取れた粘土から器が作られたが、焼成の際、イルマイトの人間に見つからないためにと煙が出にくい工夫が凝らされた。

遠鏘(エンショウ)

 黒罅山陵にひっそり佇む人間族最東端の郷。西に聳え立つ岩山、東に岩礁と遥かな海を臨む雄大な地。その昔、竜霊協会の支配を嫌い理想郷を求めて街を出たある旅団が開拓した土地である。同じ山岳地帯に暮らすムゲン族やドワーフやオーク、何処からともなく現れたゼオン族など、多くの種族との交流の中で極めて独特な文化を築いた。
 かつての旅団が、離れても互いの位置が分かるようにと携えていた鈴と組紐の飾りが、今も伝統的な装飾として衣服や建造物のあちこちに用いられている。

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