要するに「箱」 どう足掻いても「箱」 ただいまお片付け中


 可能性の民族。凡庸な容姿。髪や瞳の色は黒や茶など、原始的なもののみが自然発生する。染髪の技術もあるにはあるが不完全で、体質によっては死ぬほど髪が傷んだり長期間維持出来なかったりする。特に白髪などの明るい色に染めることは現状不可能である。
 民の魔力は魂素エレメントと呼ばれ、その性質は「変換」である。魔力を別の現象に変換することを得意とする。変換先の現象は魂素の属性によってある程度決まっている。炎属性なら炎を、水属性なら水を操るなど字面通りの魔法が得意なのは勿論、魔法によっては同一の詠唱で属性ごとに異なる効果が得られるということもある。
燃焼/熱源
明暗/視覚
流体
凝固
個体
運動
精神/霊魂
破壊

詠唱魔法
 鉄の民が扱う最も一般的な魔法。過去数々の魔術師達が研究の積み重ねから編み出し規定文として定めてきた詠唱文を読み上げることで、生命魔力を詠唱に応じた形に変換する。変換する事象は個人の魂素エレメントに依存する。例えば炎属性の人間は特殊な装具でも無ければ水や風を扱うことは出来ない。
  • 旧式詠唱
 鉄の民が古来より扱ってきた詠唱。
 求める事象を詠唱によって描写し、最後に術者が望むトリガーを付与することで魔法が発動する。
  • 略式詠唱
 精霊歴600年代、人間戦争の頃に開発された詠唱方式。
 単純な発動の遅さ、詠唱によって何が起こるか予測・対策されてしまう等々の短所を補うためのもので、旧式が詠唱によって魔力を誘導するのに対し略式は術者の強い思念によって誘導する。その性質上苦手とする者も多く、旧式詠唱も十分現役である。
言霊(ことだま)
 規定文に依らず、術者が望んだ言葉によって魔法を発動すること。
 「燃えろ」と言えば薪は燃えるし「凍れ」と言えば水は凍る。
 使用出来る人間は「言霊使い」と呼ばれ、その能力は遺伝することのみが分かっている。
 言葉に魂の力を乗せ、その力によって魔力を無理矢理形にしているようで、炎属性の人間でも水や風、精神エネルギーでさえも扱うことが出来るし、知らないことを「知っていることにする」という離れ業も可能。
 しかし個人の魂素エレメント(炎属性で言えば熱や燃焼)からあまりにかけ離れた事象を扱おうとすると魂の力を削り、やがて滅びに至る。
不詠(うたわず)
 鉄の民であるにも関わらず、魔法の発動に一切の詠唱を要しない人間。
 ただ、言霊使いのように魂素エレメントを逸脱した事象は扱えない模様。
 また発生率が極めて低く条件などは未だ不明だが、本人の意志とは無関係に魔法が発動する(事象の暴走フェノメノン・アンタイドと呼ばれる)ことで発見されることが多い。
鉄の民の開発技術
 魔力を事象に作り替えるという性質を生まれ持つからだろうか、モノを全く別のモノへ作り替えるという発想に於いては3民族の中で抜きん出ている。道具に魔術的加工を施して自分の魂素エレメントでは扱えないエネルギーを操ろうとするなど、1人であれもこれもやろうとする姿勢は、紛れもなく「可能性の民族」と呼ばれる所以であろう。
銃器ブラスター
 略式詠唱と同様、人間戦争の時代に、魔力に依らず破壊力を生み出すことを目的として生み出された。鉄の民よりも魔力を敏感に察知出来る牙の民や根の民に対抗するためだった。
 現代に至っても利便性や強固な装甲を持つモンスターをも相手取れる特性から開発が続いているが、牙の民や根の民には毛嫌いする者も少なくない。
 円筒形を基本とする金属器に火薬と弾丸を詰めて点火するという基本的な仕組みはそのままに、弾丸や発射機構を魔術的なもので代替することでコストダウンしたものが現在の主流。小型化も進んでおり、愛用する旅人もいる。
鉄の民の著名人
  • ライアン・フェルミオーソ(防衛団・団長)
  • ヴェルノー・セレンゴーテ(冒険団・団長)
  • ベルファーガル・オリ・ルフロウム(牙の民とのハーフ/防衛団・冬の心の門番)

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