精霊暦1年1月1日
開拓の日
→原初の精霊が4つの街を完成させ、始まりの竜達により世界に物語(イノチ)がもたらされる。
10年代
→街の外側の領域が「未開拓地域」と呼ばれ始める。
→始まりの竜達が、それぞれが守護する街の人々から「季節の一族」を選び出し、街の代表に据える。
精霊暦20年2月27日
キノコの日
→原初の精霊が、それまで自身を苦しめていたものを排するのではなく、その在り方を認め共に歩むことを選んだ日。
→2月27日が「キノコの日」として制定されたことでキノコが受容の象徴として人々に広く知られ、キノコティーを飲む習慣が生まれたが、
何故キノコなのかはよく分かっていない。
50年代
→(結末の一族、結層に関する記述が見つかる遺跡は大抵この年代のもの。後の人々はこの時代のことを「結末の50年代」とも呼ぶ。ただ、この時代に何が起こっていたのかは未だ謎に包まれている)
60年代
→キョウロウの冬の一族が街の薪を独占する事件が発生。が、間もなく廻竜ネビュラが直々に制裁を下した。館の中で氷漬けにされた冬の一族が発見されたことから「炉端の氷像事件」とあだ名された。勿論一族は交代である。
70年代
→季節の一族が集って、種々の情報交換や契約をするための「季節会議」が発足する。
100年代
→魔竜プロフェットが「ジッケン」と称してフォンタナに瘴気をばら撒く。忘れたのか面倒になったのかそれとも別の意図か、今に至るまでそのままである。
150年代
→イルマイトの代表である夏の一族が他の3つの街を支配統合すると宣言。実質的に宣戦布告であったが、心竜ディーバに「めっ」されて間もなく撤回、夏の一族は交代した。
200年代
→前史最大の建造物であるとされる「集め翻す塔」で謎の大爆発が起きる。破片は各地に飛散しその地のナチュラに様々な異変を起こした。この異変は現在に至るまで続いており、異変が起こっている地域は「翻意の地」と呼ばれている。
500年
竜霊協会発足
→開拓の精霊と破城の精霊が9人の識者と共に人々の前に姿を現わす。
520年
→ドワーフがホーニスへ侵攻するも、珍しく本気を出した転竜ワールウィンドに戦意諸共地平線の彼方まで吹き飛ばされる。旋風により荒れに荒れた街が元に戻るまで5年以上を要し、その間ワールウィンドが竜態を取ることは無かった。この出来事は「戦風譚」と呼ばれ、吟遊詩人により歌い継がれている。ホーニスで歌うとワールウィンドが止めろと泣くので外側でこっそりと。
607年
枯れてしまえ事件
フォンタナの根の民の家族が鉄の民に「枯れてしまえ」と言われたことで死亡したことに端を発する騒動。元々少なからずあった「根の民は打たれ弱い≒あらゆる意味での弱者である」という風潮が騒動の風聞や勘違いなどと綯い交ぜになって過激化し、これ以降、人間3民族の間に軋轢が生じて行くこととなる。
610年代
→フォンタナにて、根の民の“地位向上”を訴える「ルーティスト運動」が活発化する。
→鉄の民はキョウロウ、根の民はフォンタナ、牙の民はイルマイトにそれぞれ移住する風潮が生まれる。これを危険視した防衛団は全ての砦を半ば封鎖、人の往来を厳しく監視し始めたが、それでも街壁を乗り越えて出て行く人が多かった。3つの街に残った「少数民族」は強い排斥を受け、それでも街に留まりたいと望む人々が街の外側に「郷」を形成し始めた。
→一方ホーニスには中立的な人々が集まり、街のあちこちで、農家が作物を格安で譲ったり物々交換を行ったりする集まりが始まった。この集まりは現在の「天秤市場」の原型となった。
630年代
→イルマイトで牙の民の代表を名乗る人物が登場する。遅れてキョウロウ、フォンタナでも鉄の民や根の民の代表が擁立された。
→防衛団は撤回を強く要求したが、水面下へ逃げた過激派が更に力を増し「人間統一派」が誕生する結果に。
→後年の調査で、人間統一派に対し「破城の精霊の囁き」があった可能性が浮上した。
650年代
→牙の民の食人一族の存在が明るみに。「ヒディアス」と名付けられ、防衛団による捕縛作戦が展開された。捕縛された一族は全て投獄、族長を名乗る男と彼に近しい人物計8名が公開処刑された。鉄の民、根の民の人間統一派が蜂起し、3民族の対立を決定付ける出来事となった。
655年5月
人間戦争勃発
→またの名を「最も愚かなる人の歪み」
→鉄の民が略式詠唱、爆雷、浮晶船などを開発。(爆雷と浮晶船は後に、それぞれブラスターと飛空挺の原型となった)
→牙の民が魔力に実体を持たせることによる擬似武具の生成に成功する。
→根の民に、毒性植物や危険な魔法植物を宿素として発現させるものが増加。敵地に特攻させ、毒をばら撒きつつ自殺するという戦法が取られた。
→北から南東へかけてイルマイト、フォンタナ、キョウロウとほぼ一直線に並んでおり、位置関係で言えば2者に挟まれているフォンタナ(にいる根の民)が一方的に不利な状況であったが、調停に動く竜霊協会と人間達、戦争の泥沼化を図る破城の精霊とそれを止めようとする始まりの竜(プロフェットは解決にあまり積極的ではなかったとされる)及び開拓の精霊、2つの衝突が均衡をもたらし、3民族が互いに押しも押されぬ状況のまま戦争は20年以上に亘り続いた。人的物的被害は、人間同士の争いよりも破城の精霊によるものが大きかったと言われている。
680年頃
→エルフの登場。彼らの働きかけにより「三鏡合一の対話」が開かれ、人間戦争終息。始まりの竜達が破城の精霊を無力化し、開拓の精霊と竜霊協会の主導の下で数年の「雪ぎの時」を経て復興と3民族和平へ歩み出す。
720年5月20日
→始まりの竜と開拓の精霊が人間戦争からの復興完了を宣言した。5月20日が「再誕の日」として制定される。
775年10月13日
→フォンタナに学園が完成。10月13日が「知識の日」として制定される。
900年代
→50年代の宙の遺跡で発見された碑文が1つ解読された。「結末の一族」が人間の歴史に明確に登場することとなった。
→旅人や冒険者が「黒い人影」に殺害されるケースが増える。
950年代
→時の爪痕が出現。トーテムや各種アーティファクトの急速な進化、普及。
990年代
→キョウロウの閃刃大会にて、「鉄竜」フリングレッドの連勝記録が止められた。
そして現代へ……
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