可能性の民族。凡庸な容姿。髪や瞳の色は黒や茶など、原始的なもののみが自然発生する。染髪の技術もあるにはあるが不完全で、体質によっては死ぬほど髪が傷んだり長期間維持出来なかったりする。特に白髪などの明るい色に染めることは現状不可能である。
民の魔力は「
炎 | 燃焼/活動 | 氷 | 凝固/停止 |
---|---|---|---|
水 | 流体/湿潤 | 土 | 個体/乾燥 |
風 | 運動/従順 | 雷 | 破壊/不規則 |
光 | 明暗/視覚 | 闇 | 精神/霊魂 |
魂素の体系化が始まった頃、闇の魂素は最も遅れて「発見」された。
理由は単純、分かりづらいからである。魔力を持ってこそいるものの事象化の確認が困難であることから「魔法が使えない」とされ、人の形をしたモンスターという意味で「怪人」と呼ばれ手酷い差別を受けた。
怪人と呼ばれた人々は排斥され、やがてキョウロウの北の険しいところに集まって、「スプーキーサークル」なる郷を形成し、そこで己がれっきとした人間であると示すための、つまり魔力の事象化のための研究を始めた。現在の闇の魂素に関する研究の基礎の大部分はそこで作られたと言われているが、研究団により正式に体系化する以前に死霊術師 や傀儡術師 などが台頭し始め、後ろ暗い実績が積まれる原因にもなっていた。
理由は単純、分かりづらいからである。魔力を持ってこそいるものの事象化の確認が困難であることから「魔法が使えない」とされ、人の形をしたモンスターという意味で「怪人」と呼ばれ手酷い差別を受けた。
怪人と呼ばれた人々は排斥され、やがてキョウロウの北の険しいところに集まって、「スプーキーサークル」なる郷を形成し、そこで己がれっきとした人間であると示すための、つまり魔力の事象化のための研究を始めた。現在の闇の魂素に関する研究の基礎の大部分はそこで作られたと言われているが、研究団により正式に体系化する以前に
鉄の民が扱う最も一般的な魔法。過去数々の魔術師達が研究の積み重ねから編み出し規定文として定めてきた詠唱文を読み上げることで、生命魔力を詠唱に応じた形に変換する。変換する事象は個人の魂素 に依存する。例えば炎属性の人間は特殊な装具でも無ければ水や風を扱うことは出来ない。
求める事象を詠唱によって描写し、最後に術者が望むトリガーを付与することで魔法が発動する。
単純な発動の遅さ、詠唱によって何が起こるか予測・対策されてしまう等々の短所を補うためのもので、旧式が詠唱によって魔力を誘導するのに対し略式は術者の強い思念によって誘導する。その性質上苦手とする者も多く、旧式詠唱も十分現役である。
- 旧式詠唱
求める事象を詠唱によって描写し、最後に術者が望むトリガーを付与することで魔法が発動する。
- 略式詠唱
単純な発動の遅さ、詠唱によって何が起こるか予測・対策されてしまう等々の短所を補うためのもので、旧式が詠唱によって魔力を誘導するのに対し略式は術者の強い思念によって誘導する。その性質上苦手とする者も多く、旧式詠唱も十分現役である。
規定文に依らず、術者が望んだ言葉によって魔法を発動すること。
「燃えろ」と言えば薪は燃えるし「凍れ」と言えば水は凍る。
使用出来る人間は「言霊使い」と呼ばれ、その能力は遺伝することのみが分かっている。
言葉に魂の力を乗せ、その力によって魔力を無理矢理形にしているようで、炎属性の人間でも水や風、精神エネルギーでさえも扱うことが出来るし、知らないことを「知っていることにする」という離れ業も可能。
しかし個人の魂素 (炎属性で言えば熱や燃焼)からあまりにかけ離れた事象を扱おうとすると魂の力を削り、やがて滅びに至る。
「燃えろ」と言えば薪は燃えるし「凍れ」と言えば水は凍る。
使用出来る人間は「言霊使い」と呼ばれ、その能力は遺伝することのみが分かっている。
言葉に魂の力を乗せ、その力によって魔力を無理矢理形にしているようで、炎属性の人間でも水や風、精神エネルギーでさえも扱うことが出来るし、知らないことを「知っていることにする」という離れ業も可能。
しかし個人の
鉄の民であるにも関わらず、魔法の発動に一切の詠唱を要しない人間。
ただ、言霊使いのように魂素 を逸脱した事象は扱えない模様。
また発生率が極めて低く条件などは未だ不明だが、本人の意志とは無関係に魔法が発動する(「事象の暴走 」と呼ばれる)ことで発見されることが多い。
ただ、言霊使いのように
また発生率が極めて低く条件などは未だ不明だが、本人の意志とは無関係に魔法が発動する(「
魔力を事象に作り替えるという性質を生まれ持つからだろうか、モノを全く別のモノへ作り替えるという発想に於いては3民族の中で抜きん出ている。道具に魔術的加工を施して自分の魂素 では扱えないエネルギーを操ろうとするなど、1人であれもこれもやろうとする姿勢は、紛れもなく「可能性の民族」と呼ばれる所以であろう。
略式詠唱と同様、人間戦争の時代に、魔力に依らず破壊力を生み出すことを目的として生み出された。鉄の民よりも魔力を敏感に察知出来る牙の民や根の民に対抗するためだった。
現代に至っても利便性や強固な装甲を持つモンスターをも相手取れる特性から開発が続いているが、牙の民や根の民には毛嫌いする者も少なくない。
円筒形を基本とする金属器に火薬と弾丸を詰めて点火するという基本的な仕組みはそのままに、弾丸や発射機構を魔術的なもので代替することでコストダウンしたものが現在の主流。小型化も進んでおり、愛用する旅人もいる。
現代に至っても利便性や強固な装甲を持つモンスターをも相手取れる特性から開発が続いているが、牙の民や根の民には毛嫌いする者も少なくない。
円筒形を基本とする金属器に火薬と弾丸を詰めて点火するという基本的な仕組みはそのままに、弾丸や発射機構を魔術的なもので代替することでコストダウンしたものが現在の主流。小型化も進んでおり、愛用する旅人もいる。
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