鉄の民が扱う最も一般的な魔法。過去数々の魔術師達が研究の積み重ねから編み出し規定文として定めてきた詠唱文を読み上げることで、生命魔力を詠唱に応じた形に変換する。変換する事象は個人の
魂素に依存する。例えば炎属性の人間は特殊な装具でも無ければ水や風を扱うことは出来ない。
鉄の民が古来より扱ってきた詠唱。
求める事象を詠唱によって描写し、最後に術者が望むトリガーを付与することで魔法が発動する。
精霊歴600年代、人間戦争の頃に開発された詠唱方式。
単純な発動の遅さ、詠唱によって何が起こるか予測・対策されてしまう等々の短所を補うためのもので、旧式が詠唱によって魔力を誘導するのに対し略式は術者の強い思念によって誘導する。その性質上苦手とする者も多く、旧式詠唱も十分現役である。